自分の叔父は40代で自殺した。
自分が中学生くらいの頃であった。
自分の父親が第一発見者で、首をつって死んでいた。
当時子供だった自分は、あまり知らされることもなく、
遺書には、結婚相手への感謝の気持ちがつづられていたようだ。
でも、当時の彼等は別居して夫婦仲は悪かった、喧嘩も堪えない状態であった。
そこで最後に死ぬときに感謝の気持ちを記していることに、子供ながらに不思議に思った。
ほぼ同年代になった自分にとって、なんとなくわかる気がする。
自分の人生において、誰かパートナーが居てくれることの感謝、一人だとあまりに辛いとか、そんな気持ちもあったのかなと思う。
たとえそれが自分にとって辛い存在であっても・・
誰からも、感心ももたれず、ただ一人で過ごす日々はあまりに辛いものがあるよな。
毎月10万円で過ごすとして、65歳で年金もらう、年金額は月10万円ならそれまで生きていけば、もうお金はなんとかなる。
だったら、あといくら必要なんだろう・・なんて逆算的な考え方をしてしまう。
もっとも10万円での生活は、日々食事をして寝るだけの生活。
なんも無い。それが自分の望む人生なのか・・なんて考えているとそんなことは無い
と思う気持ちと、、それで十分だよな と思う気持ちがある。
きっと世には、お金がなくて苦労して、生きるためだけに借金して、やりたくないこともやったり、病気になったりして過ごす人もたくさんいるだろう。
そんな人と比べたら、毎日の生活に苦労せず、当面のお金の心配が無い自分は恵まれているんだろうな。 そんなことを考えてしまう。
お金儲けて、いい車に乗って、いい女と付き合う、そんな日々は自分には夢物語であった。
足るを知るなら、よくやったほうだよ。
まじめに生きてきて、貯金して、日々くらしていける。それでいいのかもしれないよな。
でも、なんか空しい・・
借金してでも、人生投げ打ってでも、成し遂げたいなにかがある人が羨ましい。