2006年の活動再開から知るようになって、そこか大ファンになって
アルバムをさかのぼって買い、何度とライブに行った。
2017年武道館の2Daysは両日行ったし、心に残るいい思い出。
その武道館の2Daysの前後で出たインタビューで
自身の人生とか音楽、ファンとの向き合い方、そんなことが赤裸々に語られており、
その後、実質的な充電期間があり、もう音楽活動は見られないと思っていた。
なんか真面目で、真剣だからこそだろうなぁ。
その後、2019年発売のアルバム「スターシャンク」で新境地というか、
デビューから20年の総括とでもいうか、あの時に言い残した言葉、人生は進んでおり、道はつながっていて、また会えるよ。
心境の変化と思いを伝えてくれる、感動した大好きなアルバム。
2020年、コロナ禍で世界が変わってしまった。
本当は日本中のライブハウスを回るツアーがあったが、中止となりストリーミングライブをやって、アルバムが出る、次に進むために、そんな流れだと思う。
そんなCoccoが出した2021年の最新アルバム「クチナシ」を聞いた。
凄く優しい感じな曲、トゲがないというか、
(もともと苦悩の中での優しさとでもいうか、すごくささる楽曲が多かった。)
このアルバムは、スターシャンクですべてを出し切った後の新境地なんだろうな。
自分の心は、この境地にはなっていなくて、ただファンとしてCoccoがこの境地に達したのは素直にうれしいんだが、
今まで生き方を赤裸々に語られて苦悩の中、ある種のゴールに到達した感じとでもいうか、自分の人生のふがいなさを再認識してしまう。
取り残されてしまったような・・
自分の人生は最後まで、こんな苦悩の中で小さな幸せを探していると思う。
などと取り留めのないことを思う。