なんとなく生きている日々。
コロナ禍とはいえ、大きな影響もないのは、ほんとうに感謝している。
そんな中
ふと、風呂上がりにタンスから下着を出そうとしていたところ、
ちょっとくたびれた下着の存在に気付く、これははけない・・ハレの舞台用だ。
・・あれ?なんでそう思うのかを記憶をめぐると、
数年前に風俗店で嬢に、「このパンツの柄カワイイ」と褒められたのだ。
人(女性)から持ち物を褒められることなんて、記憶にない人生を送ってきた自分にとって、これは脳内に深く刻まれた。
そうか、これは女性にとって褒めてくれるものなのだ、ハレの舞台(女性と会う時)に使うべき品物、日常では使えない使わない。
冷静に考えると、滅茶苦茶寂しい気持ちになった・・
嬢のなんとなくな一言が、おっさんの心に深く刻まれ、
パンツ一枚を大事にしている姿・・いかに自分が女性という者に触れていないか・・
風俗以外で女性に下着姿を見られることももうないか・・
いや、老後の看護になればそれもあるか、なんと寂しい日々なんだろう。