老いの世界
ファミポートで2組の何桁かの数字を入力して、レシート発行してレジで受け取りって寸法だが、すでに店員と老人がファミポートで一生懸命なにやら操作していた・・
古びたメモ帳に細かく書かれた数字を入れてる。
間違っているのか入力エラー、それを何度も繰り返しているようだ・・
店員も先ほどの数字はもうエラーだったんで、使えないようです。
みたいなこと言っているけど、老眼で眼鏡を上げ下げしてもう一回入力しようとする御老人・・
うーん、こっちはすぐに終わるから、先に入力させてくれないかなーと
数分待つと、店員が気を利かせて、もう一度確認してから入力しましょうと、
譲ってくれた。
その際に、ご老人も会釈してくれたので、まあよかったなと、イライラすることもなかった。
が、自分の考え方で、その老人の立場だったら、なんか気が滅入りそう・・
今まで平然とできてきたことが、できなくなってきたことを実感するようになったり、
体力も落ちてきたり、これが老いかと思う日々。
テレビゲームだって、思うように操作ができないことがストレスで、あまり遊ばなくなった。 頭ではわかってて、
ここをジャンプして、あのロープをつかむんじゃないの!
って思っていてそれが操作できない現実、3D空間の認識とか、馴れもあるのだろうが、正解がわかっているのに、それを表現できないもどかしさ・・
それに近い感覚かもしれない
たぶん、メモが間違っているだけなんだろうけど、
自分の番なのに、わざわざ後ろに並びなおすってのは、人間心理としてはいい気持ちじゃないし、こちらに気づいていて、何度か間違う姿を見ていると、なんか辛い。
自分も、そうなって、若者に邪魔者扱いされる日が繰るかもしれない、いやくるんだろうな・・
技術の進歩でいろいろと便利になったけど、もっと楽に入力できる仕組みとか、生態認証とかで商品の受け取りができるようにならんもんかのー
まだこの世の中は老人には厳しそうだ・・